2025-05-01から1ヶ月間の記事一覧
教皇は、大司教区を通じて各教区の信徒を統括する。 徴税と人事。 しかし、フランスでは、こうした教皇の国内的な制度への干渉に対して、王権の伸長とともに、司教の任命という人事権を握ろうとした。 信仰の枠内で、教皇権力からの分離傾向を、ガリカニスム…
スタンダールの『赤と黒』は、リアリズム小説の先駆けである。然り。 スタンダールの『赤と黒』には、階級闘争的な全体性がある。然り。 スタンダールの『赤と黒』には、一人の主人公に視点を置きながら社会全体を再現する手法がある。然り。 スタンダールの…
これで、第一部は残り2章となった。でも、第二部は全部で45章あるんだと思うと気が遠くなるよね。もう、あらすじを章ごとにまとめるのやめちまえば?という声も聞こえる。でも、やっぱりやめられないのは、内容を頭に入れるには、読んだ部分を圧縮して、記…
揚げ物をやめようと努力している。でも、揚げ物じゃないものでお腹を満たすためには、カレーを流し込むしかない。普通のカレーを。それも油がやっぱりたくさん使われているのではないか。無水カレーみたいなのじゃない限り。 今日くらい寒ければいいけど、今…
雨の日の通勤は気が滅入る。雨に唄えばという気持ちにはやはりなれない。バスを3本やり過ごすことで、なんとか座れる空いてる車両に出会ったのだけが幸福だ。ホットコーヒーも、なんだかうまい。 この章は本当に、どの時代、どの学校においても、違う人間が…
白杖のオバサンが黄色い線に沿って確認しながら歩いていた。その行手にキャリーケースを置いた老夫婦が立っていた。 オバサンは小刻みに白杖を左右させ、確認しながらでも早足で歩いていく。キャリーケースの夫婦は何かに気を取られ気づかない。 白杖の小刻…
スタンダール本をつまみ食いしてきて、やっとなんとなく今までの論者がスタンダールに投影させてきたイメージがわかった。といっても、ぼんやりと。言葉にはなかなかできない。 ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(1749-1832) スタンダール[マリ=アン…
なんていうタイトルをつけたものの、アウエルバッハの『ミメーシス』は長大に過ぎて、おれには読めない。氷河期世代のはしくれとして、『ミメーシス』くらい読めないとと思って古い筑摩叢書版をもっているのだが、それは宝の持ち腐れだった。そのくせ、新し…
若干変なオッサンがいる。なかなか出発しない電車に我慢できなかったのか、なぜか車内を出て、どこかを見に行った。そのおっさんが立っていたのは、角っこで、プライベートな気持ちになれる良い空間だったから、横に居た人が恐る恐るその位置に移動して、数…
Amazonで齋藤孝氏の著作を腐している人がいて、半分わかる&同意するとともに、Wikipediaも追いつけないくらいに至る所から似たような本を出している存在についての畏怖&尊敬も感じている。このアンビバレントな感覚から出発して、俺だけじゃなく出版社も同じ…
毎日毎日スタンダールのことを考えているとさすがに飽きてくる。研究者ではないから仕方がない。考える時はもっと一気に行かなければならないのかもしれない。つまらねー仕事なら、それはそれで金をもらうために感受しなければいけないのだが、好きでやって…
こいつなんの仕事してんだと思われるかもしれないが、まあ窓際である。窓際も、意識を変えてみれば案外に居心地はいいぞ。若者は静かな退職とか言って、言われたことしかやらない、みたいな感じだけど、まあ言われたことがキチンと期日までのできればいいん…
ヴェリエールからヴェルジーという田舎町、そこからブザンソン、そしてパリという行程は、例えてみるならなんだろう。 大町市と白馬、そして松本市、最後は東京という感じだろうか。 そう考えると、ジュリアン・ソレルのステップアップは大変だと思う。大町…
相変わらずクソみたいな会社だが、ホワイトはホワイトなのだと思う。それに甘えておれは、近くの図書館にスタンダールが載っていそうな本を借りて、パンパンになったカバンで出社する。おはようございまーす。お、また本が入っていますね。うるせー。 『一冊…
スタンダールって、今誰が読むのか。俺みたいなオッさんが昔を懐かしんで読んでいる例がここにあるわけだけれども、そんなのレアケースだと思う。小説好きの中でも純文学好きは日本の現代のそれにいくだろう。スタンダールの『赤と黒』が純文学かと言えば、…
今日は用事がいっぱいでその繋ぎがあまりうまくいかず休み時間が少なかった。家に帰ってみると、アランの『スタンダアル』が届いていた。図書館で借りたが、アランが面白いので、それほど高くなかったから買ってみた。これも私のは昭和17年刊である。初版は…
樋口毅宏さんの本は、『ルック・バック・イン・アンガー』、『民宿雪国』、そして中野正彦と、愛読したとまではいかないけれど、気になった本は早めに手に入れることにしてきた。中野正彦については、回収されてしまったりしたから。『雑草を吸う』などと同…
低気圧のせいで下半身がなぜか痛い。鈍い痛みなので意識しなければいいのだけれども、おそらく腰が悪いのかもしれない。だからというわけではないが、たいしたことは書けぬ。まあ、いつもたいしたことは書けないのだが。 恋の話と規定すると、この章は、なぜ…
アラン、面白いね。 スタンダールがらみでアランの『スタンダール』を読んで、こういう思想家だったのかという印象を強く持った。こういう、というのは自由闊達な、という感じで、いわゆる学者的な、前説としての研究史への言及と、他の研究者に遠慮した持っ…
バルトにも何かスタンダールへの言及があるのかと思えば、あった。俺ら90年代の文学部は、半分が書籍に興味なし派で、あとはまあ、その残りの半分が文学には興味なし派で、書籍に興味あって文学も読むみたいなタイプはそんなに多くなかった。 書籍に興味あっ…
俺とカラスの仁義なき戦いは、カラスに一時期に3度襲われたことに端を発している。たまたま死んだ子ガラスの脇を通ろうとして、上から襲われたのだった。威嚇の鳴き声を理解していなかった。そしたら今度は職場の近くでも襲われた。それはなんらこちらに落…
単純に、外国文学だろうと日本文学だろうと、近代だろうと現代だろうと、古典だろうとどんなジャンルのものであろうと、雑食でいいと私は思う。それでは全ての作品を同等に読めるのかというと、苦手なものもある。苦手なものは手を出さないし、手を出さなけ…
うってかわって今日は涼しい。寒いくらいだ。土曜日の出勤は人が少ないから気楽でいいが、通勤電車は旅行者で大変気忙しい。混んでるとまではいかないものの、荷物が大きいので、少し困る。それはそこまで大きな愚痴ではないのだけれど。 なぜスタンダールな…
首都近郊の都市周りには私が学生の頃はそれでもまだ古書店が多少あった。それがすでに残り一軒くらいになった。ある古本屋の奥さんはボケちゃって、スーパーに入るトラックに毎日のようにクレームをつけているし、昔少し大きな古本屋だった店舗にはドラッグ…
私が大学生くらいの頃からホントに時々行っている古本屋さんで、このご時世でもまだ続けてるから、今日爆買いしてしまった。喜んでくれた。私も学生の頃だったら、せいぜい一冊か2冊かだろう。わからないけど、自分もいつくたばるかわからないし、健康寿命…
ああ、また余計な本を購入してしまった。別に俺はスタンダリアンになりたいわけじゃない。なるんだったら、全集を集めた方がいいのではないか。どうして、そんなに二次文献ばかりを書いたがるのだ。読めもしないのに。衰えてばかりなのに。 今回買ったのはこ…
スタンダール攻略本としての第一歩は、何でこんな名前なんだということである。 ドイツの都市シュテンダルをペンネームにした、と言われている。 なんでもよかったのか。 それともシュテンダルじゃないといけない何かがあったのか。 美術史家ヴィンケルマン…
連投につぐ連投をしている。 これだけ連投するとローテーションもわからなくなってしまう。 権藤権藤雨権藤みたいなもんである。 連投するとピッチング内容もわからなくなってしまっている。 おんなじことを二度書くかもしれない。 それって老いゆえのプチボ…
俺はただ、『赤と黒』やスタンダールについておしゃべりしているだけで、学術的なバックグラウンドなんてない。どっちかっていうと、攻略本のようなものを作ってるみたいなものだ。ファミコン世代だから、『たけしの挑戦状』とか『マイティボンジャック』と…
パラテクスト(作品原本についての二次的な文章)がないと、いまいち話が展開できない。 スタンダールが生前理解されなかったというのは、ある種の誤解、そして戦略的な誇張があると大岡昇平は至る所で書いている。実際、四年経っても、読むべき本として取り上…